2015年4月28日火曜日

甘夏&デコポン(放送日4月21日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する、おばんですいわて「とれたて市場だより」。
本日紹介する食材は!食べ頃となっている貯蔵した「甘夏&デコポン」です。
甘酸っぱい香りが漂っています。

柑橘類の代表のミカンは冬にいただきますが、今の時期においしい物もあるんです。

冬に実をつける露地物の甘夏とデコポンは、本来は木の上で追熟させて春先の収穫期を待つものです。しかし、寒波の影響で落果して傷むことや、凍ることで実に皮の苦味が移り、おいしさが半減してしまう事もあります。

こういったことを防ぐため、収穫後、冷暗所に2~3ヶ月貯蔵します。そして、最もおいしい状態で春に出荷します。

貯蔵すると美味しくなる理由は、酸が抜けて甘みが残るため食べやすく、まろやかな口当たりになるためです。

それでは、それぞれの特徴を見てみましょう。

●甘夏●
甘夏

きょう用意したのは熊本県産の物です。果肉がしっかりしていて粒が大きく、甘いのが特徴です。
食べてみると酸っぱさがほとんどありません。食べ応えがあるし、酸味と甘みのバランスが程よく取れていておいしいです。

今が旬ですのでそのままたべるのがおすすめですね。

<甘夏の栄養素>
ビタミンCが豊富です。一個で一日に必要なビタミンCを取ることが出来ます。
・皮にはコレステロールの吸収を抑える働きを持つペクチンが豊富です。これは追熟することでより多く含まれるようになります。

粒が大きい!
特徴をいかしたいただき方は....

<甘夏の皮をふんだんに使ったマーマレード>

作り方
・甘夏の皮を茹でます。
・その後、苦味のある内側のワタをそぎ取ります。
・皮を千切りにし鍋に入れ、砂糖と水を加えてとろみがつくまで煮込んだら完成です。

甘夏の皮のマーマレード
甘夏の皮は厚いので煮崩れしないため食べ応えもあります。



●デコポン●

デコポン
デコポン生産量1位の熊本県産の物を用意しました。

特徴は果肉を包んでいる皮が非常に薄いことです。また、種も無いので食べやすいです。

食べてみると甘味が強く、食感もサクサクしていておいしいです。貯蔵の間に果肉の水分が抜けるため更にサクサクとした食感になります。

〈デコポンの栄養素〉
・整腸作用を促す食物繊維
・むくみや高血圧予防に効果のあるカリウム

などが多く含まれています。


今日紹介した貯蔵の甘夏・デコポンは5月いっぱいまで楽しめます。
初夏にかけて少しづつ気温が上がる中、是非この機会に今が食べ頃の甘夏とデコポンのスッキリとした味を楽しんでほしいです。

(^o^)丿
その他の貯蔵して美味しくなる果実に、「清見」というものもあります。「清見」を品種改良したものが「デコポン」です。



本日お届けしたのは 丸モ盛岡中央青果(株)加藤 清治さんとNHK伊藤 彩キャスターでした!
「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。
皆様ぜひご覧ください。
次回(2015年5月12日)放送予定は 「未定」 です。
※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください。

2015年4月20日月曜日

あさり(放送日4月14日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する、おばんですいわて「とれたて市場だより」。
本日紹介する食材は!「アサリ」です。

今が旬のアサリ。ふっくら旨味も凝縮しています。

今日は静岡産の物を用意しました。熊本県や愛知県、静岡県のアサリが多く出回っています。これからの時期は宮城県など東北産のアサリも多くなってきます。今年のアサリは身の入りもいいです。

アサリは今が旬。6月ころまではアサリは産卵期を迎えて栄養を蓄える時期の為、コハク酸といった旨味成分が増えます。今のアサリは旨味がたっぷりなんです。



<おいしいアサリの見分け方>
・貝殻の模様が鮮明な物。
・パックに入っている物は、手に取って少しゆすってみて、口をすぐに閉じれば新鮮な証拠。


スーパーで売られているアサリは殻付で砂抜きされているものがほとんどですが、まだ残っている場合もあります。




<砂抜きのポイント>

①塩水の濃度 
砂抜きには海水の濃度と同じ3%程度の塩水を作る必要があります。1カップ(200ml)だと小さじ1杯分くらいの塩が必要です。舐めて、しょっぱいなと感じれば大丈夫。
こちらは水1リットルですので約大さじ1杯半程度の塩です。

②なるべく平らに
深いボールに入れる方もいますが、そうすると下に沈んだアサリが、上のアサリが吐き出した砂を吸収する可能性があります。なるべく平らなバットなどにいれるようにしましょう。


③長時間浸すのはNG
だいたい2時間ほどアルミホイルなどを掛け、暗い所に置きます。あまり長すぎると今度は旨味成分が逃げたり、貝が死んでしまう場合もあります。アサリの生息している場所と同じような環境を整えてあげると砂をよく吐き出してくれます。
 

 
砂抜きをしっかりして、おいしくアサリを頂きましょう。

アサリの料理をご紹介します。
<アサリの酒蒸し>
・鍋にアサリ、昆布、酒、酒と同量の水を加えて火にかけます。
・口が開いたらすぐにアサリを取り出します。
・アサリの出汁を醤油で味を整え、アサリにかけて出来上がりです。

煮込み過ぎると身が硬くなるので、口が開いたらすぐにアサリを取り出すのがポイントです。


<アサリの出汁ごはん>
・アサリを昆布だしで煮ます。
・口が開いたら火を止めてアサリを取り出し、身と殻を分けます。
・出汁に塩、醤油、酒を加えて味を整えます。
・ご飯の上に先ほどのアサリをのせ、お好みで生姜やネギをのせます。
・そこにアサリの出汁をかけて出来上がり。



氷を入れて冷やしていただくのもおすすめです。
何杯でも食べられそうですね。(^o^)丿

アサリは貧血予防にも効果があります。鉄分・銅・ビタミンB12なども豊富です。加熱調理で、例えば佃煮にすると水分が抜けて鉄分量が3倍になります。是非、旬の味をおいしく味わってもらえたらと思います。


(^o^)丿


本日お届けしたのは 盛岡水産(株)佐々木 優さんとNHK佐藤 香奈実キャスターでした!
「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。
皆様ぜひご覧ください。
次回(2015年4月21日)放送予定は 「デコポン」 です。
※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください。

2015年4月15日水曜日

春ニンジン(放送日4月7日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する「とれたて市場だより」。
本日紹介する食材は!『春ニンジン』です。

鮮やかな色で、形もしっかりしていますね。
家庭料理に欠かせない野菜、ニンジンを紹介します。


 春ニンジン 
露地栽培のニンジンがあまり出回らないこの時期、3月中旬から5月にかけてハウス栽培のニンジンが出荷されます。
この春ニンジンは野菜にとってちょうどいい温度や水分を調節して手をかけて育てているため、柔らかく糖度の高いものが出回ります。
きょうはその中でも、春ニンジンの全国生産量一位を占めている徳島県産のものを紹介します。
糖度は高い物で10度~13度となり、リンゴと大体同じくらいの糖度になります。
この特徴を活かしたいただき方を紹介します。
 
 
 
ニンジンのグラッセ
 
〈作り方〉
・ニンジンを皮をむかずに適当な長さに輪切りにして、それを4つに切り、面取りをします。
・茹でた後、オリーブオイルと塩を適量絡めて出来上がりです。



春ニンジンならではの甘さそのものを楽しむ事ができます。
また、皮の近くほどニンジンの栄養素であるβカロテンやビタミンC、ミネラルが豊富なので皮を剥かずにそのまま丸ごと使ってほしいですね。


ニンジンのクルミ和え

〈作り方〉
・皮ごと細切りにしたニンジンをさっと茹でます。
・油が出てくるまでよくクルミをすり、砂糖・酒・みりん・醤油を加えてクリーム状にしたものを茹でたニンジンにかけて出来上がり。



ニンジンの料理は油を使う事がポイントです。ニンジンのβカロテンは油と一緒に食べることで栄養を効率的に摂ることが出来ます。そういう意味ではニンジンのグラッセも理にかなったいただき方ですね。



ニンジンの選び方のコツ 


・オレンジ色の濃い物。オレンジ色はβカロテンの色ですので色が濃いほどたくさん含まれているということになります。
・茎の切り口の直径が小さいものはニンジンの芯も細く肉質も柔らかく感じられます。



この春ニンジンは5月中旬ころまで楽しめます。この機会にニンジンの甘さと様々な調理方法を楽しんでください。

(^o^)丿 春ニンジンの主力品種は『(あやほまれ)』です!

本日お届けしたのは 丸モ盛岡中央青果(株)原田 健児さんとNHK伊藤 彩キャスターでした!
「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。
皆様ぜひご覧ください。
次回(2015年4月14日)放送予定は 「アサリ」 です。
※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください。