2017年1月21日土曜日

寒締めホウレンソウ(放送日1月17日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する「とれたて市場だより」
本日紹介する食材は!濃い深緑色、葉肉が厚くてしっかりしていて,冬を代表する野菜のひとつ…
「寒締めホウレンソウ」です



県内産 寒締めホウレンソウ



北国岩手では、もうおなじみの野菜ですが、ことしの出来は?

葉の色・味ともに良好です!ことしに入ってから、冷え込みも続いているので,おいしいものができています。
これから県内産の寒締めホウレンソウが出荷のピークを迎えます。


※ 「寒締め」 とは?

ハウス栽培で一定の大きさまで育てたあと、ハウスの裾を上げて、成長した作物にわざと冷たい空気を当てる栽培方法のこと。





寒締めホウレンソウは、日光に多く当たるよう地面に張り付くように葉を広げながら育つので、葉が縮んで成長しています。


☆ ココがスゴイ! 寒締め効果! ☆






① とにかく甘い!  糖度が10度以上

ホウレンソウの糖度は、暖かい時期のものが約4度、寒締めではない冬のホウレンソウは5~6度程度です。
ところが、寒締めホウレンソウは、寒さに耐えられるように葉に厚みが出て水分が少なくなり糖分をため込むため、他のホウレンソウの2倍の糖度になるのです。


② ビタミンCの量がアップ!  ひと束、レモン約10個分

寒締めホウレンソウは、真冬の最も寒い時期に、3ヶ月もの時間をかけて成長するので、その分ゆっくりと土から栄養分を得ることができます。



≪寒締めホウレンソウのおすすめの食べ方≫


味も甘味も強いので、あまり手をかけ過ぎずにストレートに美味しさを味わうのが一番!

シンプルに「おひたし」がおすすめ!




食べてみま~す♪ (^_^)/



あま~い !(^^)! 調味料をかけなくてもおいしい!

≪調理の際のポイント≫


少量の水で「蒸し茹で」をすること!

ビタミンCは水溶性なので、ふつうに茹でると栄養が流れ出てしまいがちです。そこで、蒸し茹ですることで、ビタミンCの損失を最小限に食い止め、えぐみとあくを抜くことができます。


≪栄養をたっぷり活かしたレシピ≫


Ⅰ.「豚肉とホウレンソウの中華丼」



【作り方】

① 豚肉に醤油と片栗粉をもみこむ。

② フライパンにゴマ油を入れて豚肉を炒め、焼き色がついたら、しょうがとホウレンソウを入れて炒める。

③ 水溶き片栗粉を流し込み、とろみがついたらご飯の上にのせて完成!


ホウレンソウは鉄分も豊富なので、豚肉に含まれる動物性たんぱく質と一緒にとると吸収がよくなります。

貧血予防に効果的なレシピです。


Ⅱ.「寒締めホウレンソウのオムレツ」



【作り方】

① 卵に砂糖・みりん・塩・下茹でしたホウレンソウを加える。

② 熱したフライパンにバターを溶かし、卵液を静かにたらし、熱が通ったらゆっくり巻いて完成!


寒締めホウレンソウが肉厚なので食べ応え抜群!自然の甘さもあるので卵に入れる砂糖も少量で済みます!

野菜嫌いのお子様にもおすすめのレシピです。




冬限定のホウレンソウなのでたくさん食べてみてください

栄養たっぷりの「寒締めホウレンソウ」で寒い冬を乗り切りましょう!!




(^_^)/




本日お届けしたのは 丸モ盛岡中央青果(株)石橋 徹さんとNHK伊藤 彩キャスターでした!



「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。



皆様ぜひご覧ください。



次回(2017年1月24日)放送予定は 「海藻類」 です。

※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください

2017年1月16日月曜日

中晩柑(放送日1月10日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する「とれたて市場だより」。

本日紹介する食材は!甘酸っぱい味が口の中で広がるのがたまらない 「中晩柑(ちゅうばんかん)」 です!




中晩柑とは、年明けの時期から5月頃にかけて収穫される、みかん以外の柑橘類のことです。最近は、新しい品種が続々登場し、200種類以上の柑橘類があります。

今回は、これから多く市場に出回る2つの品種をご用意しました。



ことしは、例年より生育が若干早めで、少し大玉傾向にあります。ただ、昨年に比べて、天候が良く温かい日に恵まれたため順調に成長し、糖度も増して、酸味とのバランスがとれて味は良好です。



それでは、2つの中晩柑の特徴やいただき方をそれぞれご紹介します。



人気品種  〈いよかん〉 





いよかんは、果汁がたっぷりと含まれていて、果肉がやわらかいです。また、柑橘のさわやかな香りが強いのも特徴です。

そのままいただいてもおいしいですが、豊富な果汁を活かしたソースやドレッシングにして活用してみてはいかがでしょうか。



いよかんを使った料理を引き立てるレシピをご紹介します。



まずは、肉料理や魚料理にかけていただく
 「いよかんハチミツオニオンソース」 

お肉の上にるのが「いよかんハチミツオニオンソース」です


作り方

①いよかんを1センチの大きさにカットし、玉ねぎはみじん切りにします。

②酒・はちみつ・しょう油を加えて加熱し、肉や魚と和えたら完成です。




つづいては、
「柑橘ドレッシング」です。


作り方

・いよかんの果汁に砂糖・塩・酢・オリーブ油を加えてかき混ぜ、砂糖が溶けたら完成です。



左、「いよかん昆布ポン酢」  右、「柑橘ドレッシング」
さらに、鍋料理にぴったりの手づくり
「いよかん昆布ポン酢」です。


作り方

①みりん・酒を合わせて煮立て、果汁をしぼり・しょう油・酢・昆布加えます。

②昆布が完全にふやけたら完成。



果汁の多いいよかんはもちろん、他の柑橘類で試してみてもよいでしょう。柑橘のさわやかな香りを楽しみながら、かけたり、つけたりと様々な料理に活用できます。




つづいてご紹介する品種は、



お馴染みの品種  〈デコポン〉 






特徴は、頭の部分が出っ張っている見た目と、糖度が高いこと。みかんのように薄皮までいただける魅力です。また、薄い皮でむきやすく種もないので食べやすいのも人気の理由です。試食してみます。
簡単に皮も剥けますよ!


ジュースのように果汁が多いですね!


デコポンの正式な品種名は「不知火」(しらぬい)といいます。その中で、糖度が13度以上のもの「デコポン」と呼ばれています。



れらの中晩柑!果肉だけでなく、果皮も無駄なく使いたいですね。


果皮砂糖などで煮詰めて乾燥させ、ピールにしましょう。

 「ピール」 


作り方

①皮表面を、たわしなどできれいに洗います。

②皮を細く切り、鍋に水を入れて5分ほど沸騰させます。これを2、3回繰り返します。

③皮の重さを量り、その重さの70%の量の砂糖を加えます。鍋に皮を入れ、砂糖をまぶします。

④水分が出てきたら、ひたらない程度の量の水を加え火にかけます。弱火で水分がなくなるまで
 ゆっくりと煮詰めていきます。

⑤1日~2日置いて完成です早めにいただきたい場合は、150度に設定したオーブンで乾燥さ
 せてもいいです)。



時間はかかりますが、香りがよく、そのままでもおいしくいただけますし、パンやお菓子作り、紅茶など様々な使い方ができて、重宝します。


また、果皮には栄養もたっぷりなんです
果皮には、
・白い部分には動脈硬化予防につながるビタミンP 
抗酸化作用のあるビタミンC 
など含まれています。



柑橘類は、見た目こそ似ていますが、それぞれの特徴があるんですね。香りを楽しみながら、様々な料理と組み合わせてみたいと思います。みなさんもお好みの柑橘類を見つけておいしく味わってみてください!



2月に入ると、甘夏はっさく甘平(かんぺい)など様々な柑橘類が出回ります。

食べ比べて、楽しんでみてはいかがでしょうか。



(^o^)丿


本日お届けしたのは 丸モ盛岡中央青果(株) 浅沼 一志さんとNHK渡邉 真佑子キャスターでした!



「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。



皆様ぜひご覧ください。




次回(2017年1月17日)放送予定は 「寒締めホウレンソウ」 です。
※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください

2016年12月28日水曜日

ナメタガレイ(放送日12月27日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する「とれたて市場だより」。
本日紹介する食材は!年越しと言えば、そば?お寿司?鍋物? 
いやいやこちら! 「ナメタガレイ」 




ナメタガレイは年末などにいただく縁起物の魚ですね。

ナメタガレイは、ババガレイ、母ガレイとも呼ばれています。お腹にたくさんの子を抱える魚で「子孫繁栄」「商売繁盛」を連想させる縁起の良い魚と言われています。
東北地方、主に三陸では「歳取り魚」として、年末、正月料理には欠かせない魚です。年の暮れのこの時期に需要が高まります。
煮つけ!
塩焼き!

きょうは、北海道の釧路や根室などで水揚げされたものをお持ちしました。
この時期メス産卵前で子を抱え、脂が非常に乗っています。また、大きな卵巣にたくさん詰まった卵も旨味が有ります。


高級魚なのでお値段が気にかかりますね!
例年だと、一切れ500円前後で、年末につれ徐々に値段が上がってきます。
しかし、今年水揚げ順調だったので、一切れ400円前後と比較的お求めやすい価格となっています。
年末年始、おいしいナメタガレイを味わっていただけると思います。

おいしいナメタガレイの見分け方は?>

・ナメタガレイは特にヌメリの多い魚ですが、鮮度がいいほど、このヌルヌルは多くなります。 
・切り身の場合は、切り口透明感のあるもので、お腹の部分が白いものを選びましょう。


ナメタガレイは肉厚で身が柔らかく、味の染みもいいのでさまざまな料理に使え魚本来の旨味と卵の濃厚な味を楽しめます。特に加熱料理に向き、煮付けや塩焼きなど火を通した料理に適しています。
煮つけを試食!柔らかくておいしい!(*^。^*)


ナメタガレイは、独特な臭みのある魚なので、調理の際は下処理が大切です。
<ナメタガレイの下処理>
・まずは、魚の両面を包丁で尾から頭に向かって撫で、ヌメリとウロコを落としす。ヒレの部分も取りましょう。
・次に、頭の部分を切って内臓を取り出します。中身と表面を水でよく洗いましょう。

これで下処理は完成です。        

<加熱調理の時のポイント>
身の両面に×印の切り目を深く入れます。こうすると、見た目もよくなりますが、ほかの意味もあります。

丸ごと一尾の魚や大きな切り身は、腹の近くは身が厚く、尾の方は薄いため均等に火が通りません。そこで身の厚い部分に×印の切り込みをいれることにより、火の通りをよくさせるのです。

その他、余分な脂や臭みを出したり、煮汁をしみ込みやすくしたりする役目もあります。

 「ナメタガレイと長芋の昆布蒸し」 

作り方
①長芋は酢水にさらし、水気を切ったあと、すりこぎなどで叩いて食べやすい大きさに割ります。
②耐熱性の皿にナメタガレイ・長芋を並べ、酒・昆布茶・塩昆布・とろろ昆布の順にまんべんなくのせます。
③ラップをかけて電子レンジで10分程度加熱します。最後にスダチやカボスといった柑橘類をかけて、ポン酢とダイコンおろしにつけていただきます。

昆布の旨味がカレイの白身に奥深い味わいを出します。シンプルな料理ながらも美味しさ抜群。長芋のホクホクとした食感も楽しめる一品です。

簡単なのでぜひ年越し、正月の一品に加えてみてはいかがでしょうか。



今年一年色々な魚を紹介していただいた佐々木さん、ありがとうございました。(^o^)丿


本日お届けしたのは 盛岡水産(株) 佐々木 優さんとNHK渡邉 真佑子キャスターでした!



「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。



皆様ぜひご覧ください。




次回(2017年1月10日)放送予定は 「伊予柑」 です。
※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください

2016年12月25日日曜日

セリ・ミツ葉(放送日12月20日)

盛岡市中央卸売市場から旬のおいしい食材をご紹介する「とれたて市場だより」。
今年も残すところ10日あまり本日紹介する食材は! 
年末年始に大活躍する野菜、  セリミツ です。


セリとミツバは、お正月料理や、冬に食べる機会が多くなる鍋料理の食材として需要が高まります。
そのため、毎年この時期に、出荷量が増えるんです。

きょう用意したのは、
セリは、宮城県産のものです。宮城県は、セリの出荷量日本一を誇ります。
ミツバは、埼玉県産のものを用意しました。天候が安定してきたため、作柄は良好です。


 セリ(芹)  

春の七草のひとつと言う事もあり、お正月時期に需要が高いです。そのため、来週出荷のピークを迎え、出荷量が通常の3倍に増えます。豊かな香りと、シャリシャリとした歯触りが特徴です。

お雑煮やお吸い物などの上に添える野菜という印象ですが、きょうはセリの食感をふんだんに活かしたレシピをご紹介します。

『まぐろとセリの辛子味噌和え』
作り方
セリを塩を入れたお湯で湯がきます。冷水で粗熱をとり、水気を切って食べやすい大きさに切ります。
マグロを湯引きし、粗熱を取ったらサイコロ状に切ります。
カラシ・白みそ・酢・みりん・白ゴマを混ぜ合わせ、セリとマグロを和えたら出来上がりです。

マグロとシャリシャリのセリの食感を両方楽しめるレシピです。
いい香りです!

セリは、鉄分葉酸が豊富で、貧血予防に効果があります。マグロも同じように鉄分が豊富なので、効果倍増です。年末年始の疲れが出やすいこの時期にオススメです。
セリは、名わき役というイメージですが、ぜひおかずの一品として工夫して食べてみて下さい。


 ミツバ(ミツ葉) 

通常と比べると、この時期の出荷量は10倍も増えます!
上品な香りと、食欲を増進させたりストレスを解消させたりする作用があることで、人気の野菜です。
栄養面では免疫力を高めるカロチンや、高血圧予防に効果のあるカリウムが豊富です。


このミツバの上品な香りをギュッと閉じ込め、なおかつ美味しく味わえるレシピをご紹介します。

『ミツ葉の香りうす焼き』
作り方
ミツバをざく切りにし、小麦粉・水・玉子・中華スープの素をかき混ぜた後、ミツバも混ぜる。
フライパンに油をしき、両面焼いたら完成。

ミツバの香りがギュッと詰まっているので、余計な具材は不要!香りとともにミツバの食感も楽しめます。香りを大切にしてほしいのでめんつゆなどでいただくのがオススメです。

添えるだけの野菜ではなく、料理のメイン野菜としてどんどん使っていきたいですね。



(^o^)丿食べてね!
今日ご紹介したのは、香りが魅力の食材です。下茹でする時は、サッと10秒程度で茹で上げて、香りを大事にしてくださいね。

本日お届けしたのは 丸モ盛岡中央青果(株)西田 裕紀さんとNHK伊藤 彩キャスターでした!


「とれたて市場だより」は、月曜日~金曜日の午後6時10分~7時のNHK総合「おばんですいわて」内で火曜日に放送しています。




皆様ぜひご覧ください。




次回(2016年12月27日)放送予定は 「ナメタガレイ」 です。

※国会中継等で休止になる場合があります。ご了承ください